−経験を通じて"技"を得る−

 
莫大な量の基礎的な知識をもっていても、それを応用する為の技術が
なければ、何もなりません。また、理論ばかりがしっかりしていて、それを
実践する為の確かな経験がなければ、元も子もありません。S&Cとしての
"技"とは、基礎を応用する為の、そして理論を実践する為の大きな
テクニックなのです。そして、この"技"は様々な経験を通して磨かれます。

 科学的なところから言えば、このくらいやるのが最も良い、とされていても、人間の体はそれほど単純にはできていません。例外が出ることは日常茶飯事です。トレーニングの量を減らしたほうが良いのか、強度をあげた方がよいのか、休息時間を変えた方が良いのか等、S&Cは日々起こる例外に対応し、こうした微調整をおこなっていかなくてはいけません。これまでの仕事経験を通じて、私は様々な微調整やさじ加減を学び、蓄積させてきました。学校の授業や実技を通して習う経験、自分の師匠がどのように選手に接し、どのように言葉をかけ、どのように指導しているのかを盗み取る経験、また自分が実際に指導していく中での失敗から学んだ経験、と学ぶ機会は様々でした。

 スポーツ選手が実践で使う技術を習い、盗み、失敗しながら向上させていくように、S&Cも習い、盗み、失敗しながら経験を増やし、さじ加減を学び、技術を向上させていくのです。そのような理由から、S&Cには"知"と"技"の両方をバランスよく伸ばしていく必要があるのです。

 
私のこれまでと今
Yoshi's Biography
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