−選手でなくとも"体"は必要−

 
S&Cという仕事は、練習場やウェイトルームを駆け回り、時には朝から
晩まで選手とともに行動しなければいけません。本当に体力のいる仕事です。
ですから、まず第1にS&C自身がしっかりとした体力をもっていなければ、
勤まりません。 また、自分自身がしっかりとトレーニングをする必要が
あるでしょう。なぜなら、選手に提供する方法や指導が安全で効果的なもので
あるかどうか、自分の体を通じて知っておくことは非常に大切なことですし、
科学的な部分を越えたさじ加減、微調整といった部分も、自分の体を通じて
感じておくべきだからです。 
 
 自分が指導するトレーニング内容をしっかりとデモンストレーションできることは、大変重要なことだと思います。ピアノや英会話のレッスンにしたって、あまり上手じゃない人から習ったり、発音が下手な人から習うのでは、習っている方は良いイメージが沸きませんし、何よりもその指導者に対して信頼性がもてません。
 
 調整不足や肥満気味なS&Cに、「君の目標はあと1ヶ月で体を絞ること。自分が指導すれば大丈夫だから」といわれたら、あなたはどう思いますか?しっかりと体を動かして、自己管理をしているS&Cに同じことを言われるほうがよっぽど説得力がありますよね。
 
 選手の痛みやつらさを言葉だけでなく、自分の体を通じて理解してあげることは、何よりも選手からの信頼を受け、S&Cの指導に対する選手のやる気を引き上げる大きな要因となります。"体"はS&Cにとって、色々な意味で重要な要素の1つなのです。

 
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