−"心"ここにあらずでは勤まらない−

 
一瞬、一瞬を勝負する緊張の絶えないスポーツの世界で仕事をして
いくためには、S&Cコーチが精神的にタフでなくては勤まりません。
しっかりとした"心"をもつことは非常に大切なことです。しかし、それと
同時にS&Cにとって必要な"心"とは、選手のために、TEAMのために、
同僚のために、そして自分の使っている道具や器具のために情熱を
注ぎ込む"心"です。

 S&Cは、S&Cだけでは仕事ができません。選手がいるからこそ、自分を支えてくれる同僚がいるからこそ、そして、自分の力が十分に発揮できるように手助けをしてくれる道具や器具があるからこそ、S&Cはそれまで蓄積させてきた"知"・"技"・"体"を思い切り活かせるのです。選手が、コーチ、トレーナー、S&C、ファン、その他様々なスタッフに支えられているおかげで思い切りスポーツが出来るのと同じように、S&Cも多くの人たちに支えられていることで、その力を遺憾なく発揮できるのです。ですから、選手・TEAM・同僚・AT・そしてS&Cを支えてくれる全ての人に感謝する"心"を持っていなければいけませんし、そうして支えてくれる人たち、特に選手のために、"心"から奉仕するという気持ちがなくては勤まりません。時々、「俺が教えてやった」、とか「俺が治してやった」等と言う人がいますが、私にしてみれば、そんな言葉は言語道断です。体を"つくる"のも"なおす"のも結局は選手です。S&Cとして常に心に留めておくべきことは、選手が安全に、効果的に、効率よく、目標を明確にし、やる気と方向性をもって、楽しく体をつくっていけるように支えることであると思います。

 S&Cは人と人との繋がりを通して成り立つ仕事です。人のために誠心誠意尽くす"心"、人に感謝する"心"、自分が日々使っている道具や器具に感謝し、大切にする"心"、そして、人と気持ちよくコミュニケーションをとる"心"が、S&Cには絶対に必要であると思います。

 

 
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